JR上野駅から東北線、高崎線、常磐線を東京駅まで延伸する「東北縦貫線」の建設工事が進んでいます。東北縦貫線は在来線の東京〜上野駅間3.8kmを複線で結びます。
神田駅付近では用地の取得が困難なため、新しい高架の中央部分の600メートルは東北新幹線の高架の上に乗る形で建設され、高さは最大24メートルになります。高架橋全体の長さは1.3キロメートルで、残りは既存の線路を改良して敷設します。
神田駅から見た東北縦貫線の高架橋(下を走るのは東北新幹線E2系)
東北縦貫線は2014年完成予定で、新しい線路を使った直通運転が開始されると上野駅は北の玄関口としての役割が薄くなるかもしれませんが、東海道線との相互乗り入れにより上野駅付近の混雑緩和や、乗り換えが不要になることによる移動時間の短縮が期待されています。
線路の敷設が始まった東北縦貫線(秋葉原駅付近)