上野~青森間を結ぶブルートレイン、寝台特急「あけぼの」の定期列車が車両の老朽化や乗客の減少などを理由に2014年3月14日発の列車を最後に運行を終了しました。
上野駅13番線で発車を待つ「あけぼの」機関車はEF64 1031号機
寝台特急「あけぼの」は、1970年(昭和45年)に20系寝台車で運行が開始され、最盛期には毎日3往復(上野~青森間2往復、上野駅~秋田駅間1往復)が運行されていました。
国鉄時代から続く43年余りの歴史に幕を下ろす事になった3月14日には上野駅13番ホームに約2,500人の鉄道ファンらが詰めかけて「あけぼの」廃止を惜しんでいました。
あけぼの記念弁当
あけぼの号廃止を記念したお弁当やグッズも多数販売され、上野駅には特設コーナーも設けられる程の人気でした。
記念弁当の他、カップ酒、お菓子、クリアファイル、パスケース、ボールペン、タオルなどの記念グッズが販売され、買い求めるファンらが行列を作っていました。
あけぼのクリアファイル
JR東日本では「あけぼの」を今後は繁忙期などで臨時列車として運航する方針で、ゴールデンウィークを含む4月24日~5月6日の運行を予定しているそうです。
上野駅13番線で発車を待つ「あけぼの」24系客車